舳五山茶園は御嵩町謡坂地区内にあります。5つの地域の境界が舟の舳先のように集まった場所であったため、「舳五山」と呼ばれるようになったそうです。昭和30年代のはじめ、厳しい町財政の中で少しでも学校の教育予算の助けになればと、当時の校長の発案によりこの山を開墾し茶園を作られました。開墾、植樹、その後の管理の継続にあたっては、当時の生徒、学校職員、地域住民、町民の方々の多大な努力と苦労があったということを伝え聞いています。
 その後、地域住民の管理者によって舳五山茶園委員会が作られ、その事務局を上之郷中学校に置くことで現在まで続く舳五山茶作りが生まれました。