研修二日目の夜、夕食後に、暖炉の間において自主コンサートを行いました。伴奏の楽器がないため、無伴奏で5曲を歌ったのですが……、会場の高い天井が生み出すエコーの快さに支えられて、普段練習してきている合唱の力が存分に発揮された結果、想像以上にすばらしい合唱を生み出しました。通りがかった客(多くは他校からの研修生)のほとんどが感慨深い表情で拍手を贈ってくださいました。感動を与える合唱が披露できたことは、集団として今後の自信になるでしょう。これもすばらしい研修の一コマでした。
上中ニュース
研修二日目の夜には、立志式を行いました。これは江戸時代まで行われていた元服式に達する年齢(14歳)を基に、中学2年生で将来を見据えて立志の意思を示すものです。担任の先生の話や、家族からの励ましの声を得て、自分の命はかけがえのない大切なものであること、自分は多くの人たちの支えで生きていることを確認するとともに、自分の生き方について考えたことを各々が発表しました。ここで流した感動の涙は忘れないことでしょう。
乗鞍では、絆を深めたり、自治活動の意識を高めたりするために、学級の活動も大切にしました。学級のレクリエーションは、夜間、体育館で行いましたが、球技を含む様々な種目に対し、(スキーで疲れた身体に鞭打って)全員が真剣に取り組みました。その盛り上がりはものすごいパワーです。
また、次年度へ向けての学級の組織の在り方を考える学級会や、一日の生活を振り返り各係から改善の提案をする反省会も、全員が真剣な態度で臨み、「ふかみ」を求める研修の場にふさわしいものでした。