５月16日（水）、午前中、謡坂（うとうざか）地区にある舳五山（へごやま）茶園において、茶摘み体験活動を行いました。この活動は、60年以上の歴史をもつ茶園に関わる活動の中でも大切なものの一つです。上之郷中学校全生徒、上之郷小学校６年生児童、地域の作業指導者、地域の有志参加者、中学校保護者、各校職員等で、総勢90名以上の参加がありました。
　美しく生えそろった新茶葉を、「一芯三葉」で摘んでいきました。晴れやかな天候のもと、早乙女装束の5人娘を囲みながら、生徒同士、そして地域の方々と楽しく語らいながら作業をしました。上之郷の歴史や昔の人々の努力・苦労などを体感するとともに、自然の有難みや美しさを存分に味わうことができました。
　また、午後には摘んできた茶葉を蒸して（茶蒸し）、むしろの上でもみあげる（茶もみ）作業を、全校縦割りグループによって行いました。地域から招いた経験豊富な指導者により、火加減や蒸し時間、もむ時の分量や力加減などを教わり、たくさんあった茶葉をすべて蒸し上げ、もみ上げました。これらの茶葉は、しばらくの間乾燥させ、のちに焙煎することで美味しいお茶になります。
　地域にある茶園と茶葉、地域の皆様による指導や共同体験、まさに地域とともにある学校であることを生徒たちも実感できる行事でした。
　ご参加・ご指導くださいました皆様、どうもありがとうございました。